保険料のキャッシュレス決済で顧客満足を実現させる方法とは

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キャッシュレス化が広まっている昨今、個人から企業への支払いは、クレジットカードや電子マネーによるキャッシュレス決済が増えている傾向にあります。キャッシュレス決済は多方面で進んでおり、保険業界も保険料や保険金の支払いで同様の動きを見せています。

保険加入者が支払う「保険料」や、保険会社が保険加入者に支払う「保険金」のキャッシュレス化が、顧客満足度の向上にどのように貢献するか、メリットやデメリット、導入の際の注意点などについて解説します。

目次

  1. 現金での決済は非効率
  2. 保険料の支払い口座振替の登録は不備が多い
  3. 保険料の収納はキャッシュレス決済がおすすめ
  4. 保険料をキャッシュレス決済にするメリットとは
  5. 保険金をキャッシュレス決済にするメリット
  6. 保険会社側のキャッシュレス決済のデメリットとは
  7. 保険料のキャッシュレス決済導入時には補助金を利用しよう
  8. 保険料のキャッシュレス決済には「マルチバリューチャージサービス」が便利
  9. まとめ:保険金のキャッシュレス決済導入時にはヤマトシステム開発にご相談を

現金での決済は非効率

保険加入者にとって、保険料の支払いは手間のかかる手続きです。現金での支払いは、銀行やコンビニエンスストアなどに出向く必要があり、時間がかかります。さらに、支払いを忘れたことで滞納が発生するリスクもあります。

保険料の支払い口座振替の登録は不備が多い

保険料を口座振替で支払う場合、まず、保険会社が保険加入者に必要書類を郵送し、保険加入者がそれらの書類に記入・押印し返送する必要があります。郵送代がかかることがあります。必要書類のなかでも、口座振替依頼書の「印鑑相違」での不備が最も多いと言われています。口座の開設時に登録した印鑑で手続きする必要がありますが、登録した印鑑(届出印)と日常的に使用する印鑑(認印)を間違えてしまうようなミスが多いため、処理に時間がかかります。
印鑑相違が発生すると、保険会社と保険加入者の間で何度もやり取りが発生し、思った以上の労力と時間がかかります。

保険料の収納はキャッシュレス決済がおすすめ

保険業界の中でも、最近では保険料のキャッシュレス決済が注目されています。キャッシュレス決済とは、支払いや受取りに紙幣、硬貨といった現金を使用せず、クレジットカードや電子マネーなどを利用することです。キャッシュレス決済は生命保険だけではなく、自動車保険や海外旅行保険などでも活用できます。
クレジットカードや電子マネーで保険料を支払うことができれば、保険加入者は支払いのために銀行やコンビニエンスストアに行く必要なく、口座振替の登録も不要になります。

保険料をキャッシュレス決済にするメリットとは

保険料のキャッシュレス決済は、保険会社側と保険加入者側の双方にメリットをもたらすことができます。
ここでは双方のメリットについて詳しくご紹介します。

保険会社側の3つのメリット

保険会社側にとっての主なメリットは3つあります。

キャッシュレス決済は保険会社側にとって多くのメリットをもたらすため、業務効率化や顧客満足度向上のためにも導入の検討が必要といえます。

保険加入者側のメリット

保険加入者側にとってもメリットがあります。
毎月保険料の支払いが発生する際、現金で支払う場合は支払いに行く手間がかかります。また支払いを忘れてしまうリスクもあります。しかし、クレジットカード決済を利用すれば、自動的に支払われるため、支払いを忘れる心配がありません。
一部の保険会社では、キャッシュレス決済を利用することで、ポイントやキャッシュバックを獲得できます。
キャッシュレス決済は、保険料の支払い履歴が確認しやすいため、家計管理にも役立ち、保険加入者にとって、利便性が高く、安心できる支払い方法です。

保険金をキャッシュレス決済にするメリット

保険料だけではなく保険金を電子マネーなどのキャッシュレス決済で支払う・受け取ることは、保険会社側と保険加入者側の双方のメリットにもなります。

保険会社側の3つのメリット

保険金を電子マネーなどのキャッシュレス決済で支払う場合の3つのメリットを紹介します。

保険加入者側のメリット

保険金を受け取る保険加入者にとっても、メリットがあります。
口座振込の場合、保険金が口座に振り込まれるまで数日間待つ必要があることや、保険金を利用するには銀行やコンビニエンスストアのATMから現金を引き出す必要がありましたが、受取方法を電子マネーなどのキャッシュレス決済手段にすれば、その必要もありません。
保険金をすぐに受け取ることができ、すぐに利用できます。

お役立ち資料

保険会社さま向け資料

保険会社側のキャッシュレス決済のデメリットとは

保険料や保険金のキャッシュレス化は、保険会社にとっても保険加入者にとってもさまざまなメリットがあります。
しかし、導入にあたっては、保険会社側のデメリットも理解しておくことが重要です。費用や手間がかかることなどを考慮する必要があります。

導入時に費用や手間がかかる

キャッシュレス決済の導入には、初期の設定料金や維持費が発生します。初期設定には、契約手続きや支払い端末の設置に関連するコストが必要です。また、支払いを処理するためのインターネット環境も必要です。
利用する決済システムによって費用は異なりますが、通常、月額の利用料や取引ごとの手数料かかります。
また、システムの操作方法を学ぶことや、従業員へのトレーニングにも時間と労力が必要です。
導入にかかるコストは、規模によって異なるため、事前にしっかりと調査しておくことが大切です。
キャッシュレス決済導入には、費用や手間がかかりますが、長期的に見ればメリットも多くあります。顧客満足度向上や業務効率化など、キャッシュレス決済導入のメリットもしっかりと理解した上で、導入を検討しましょう。

保険料のキャッシュレス決済導入時には補助金を利用しよう

キャッシュレス化を行う際には、補助金の活用がおすすめです。政府はキャッシュレス決済の普及を促進するために、さまざまな補助金制度を設けています。なかでも、多くの企業が利用しているのは「IT導入補助金」です。
IT導入補助金は、中小企業が業務の効率化、データの活用、働き方の改革などに関するITツールを導入する場合にサポートしてくれる費用です。
IT導入補助金には、標準的な枠組みである「通常枠」、インボイス制度に特化した「インボイス枠」、サイバー攻撃の伴う潜在的なリスクに対処する「セキュリティ対策推進枠」の3つのカテゴリーが用意されています。
その中でキャッシュレス決済の展開に活用できるのは「インボイス枠」です。これはインボイス制度に準拠した会計ソフトウェア、受注・発注管理ソフトウェア、決済ソフトウェアへの投資を補助するもので、多くの企業が申請しています。

利用時の注意点

補助金を利用する場合は、いくつかの注意点があります。まず、現在利用可能な補助金やその条件などの最新の情報を入手することです。補助金の応募資格を事前に確認し、自社の事業が該当するかを見極める必要があります。また、申請する書類は正確に作成しなければならず、不備がある場合は不採択になる可能性もあります。申請から実際の支給までには時間もかかるため、その期間を見越した計画が必要です。
補助金の限度額やそのほかの条件についても、事前にしっかりと確認し、最適な方法で補助金を利用しましょう。これらのプロセスを踏まえることで、補助金を賢く、かつ効果的に活用できます。

保険料のキャッシュレス決済には「マルチバリューチャージサービス」が便利

ヤマトシステム開発では企業から個人への支払いを多様なキャッシュレス決済手段で行える「マルチバリューチャージサービス」を提供しています。保険会社から保険加入者へ保険金の支払いにも活用されています。実際に導入された保険業界のD社さまに話を伺ったところ、保険加入者から「保険金支払いのメールを受け取ったら、即時に電子マネーが着金されていた」「すぐに必要なモノの購入に利用できるので便利」など、利便性の高さに関するご満足の声が届いたとのことです。
保険会社が個別にキャッシュレス決済手段の提供事業者と接続する方法もありますが、開発コストや保守・運用などの管理負荷が大きくなってしまいます。「マルチバリューチャージサービス」は、ヤマトシステム開発がハブとなって各決済事業者とつながり、保険会社は送金データをAPI連携するだけで利用できるため、スムーズに保険金を保険加入者へ支払うことができます。

まとめ:保険金のキャッシュレス決済導入時にはヤマトシステム開発にご相談を

保険金のキャッシュレス決済導入には、「マルチバリューチャージサービス」のような便利なサービスの活用がおすすめです。
保険金のキャッシュレス化は保険会社と保険加入者の双方にメリットをもたらし、顧客満足度の向上にもつながります。ぜひ、キャッシュレス決済を導入する際にはヤマトシステム開発にご相談ください。

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