RPAツール導入のメリット、目的、進め方とは?
現在、人手不足や業務効率化のニーズの高まりから、RPA導入が注目されています。RPA導入により、人手...
ヤマトシステム開発株式会社
送金に関して、企業はさまざまな課題を抱えています。しかし、近年では利便性の高い送金サービスが普及しつつあります。この記事では、送金サービスの特徴や、サービスの導入によって解決できる課題について解説します。マルチバリューチャージサービスの概要や導入事例、具体的な利用方法やサービスを利用するメリットにも言及します。送金に関する企業の課題や、導入すべき理由の把握に役立ててください。
送金サービスとは、キャッシュレスで送金ができるサービスです。送金サービスを利用することで、銀行振込といった従来の手段を使わない方法です。送金サービスには、いくつもの分類・区分があり、多数の会社がサービスを提供しています。
送金者と送金対象者による分類では、送金サービスは以下の3種類に分けられます。 BtoB送金:企業から企業への送金サービス BtoC送金:企業から個人への送金サービス CtoC送金:個人から個人への送金サービス
送金に関して、企業はどのような課題を抱えているのでしょうか。企業にありがちな課題について解説します。
個人から企業への支払い手段は多岐にわたり、キャッシュレス決済も増えています。しかし、企業から個人に向けた支払い手段のバリエーションはあまり多くなく、一般的な支払い手段は現金、銀行振込や現金書留・金券などです。
主な理由は、企業が各決済事業者に行う支払い依頼などの手続が煩雑であるからです。 従来の支払い方法には、以下のような課題が存在します。
・銀行振込:送金手続に時間
・手間がかかる ・現金書留・金券:アナログ処理による手間や確認作業が必要
上記の送金方法は、送金の準備から受取までに時間がかかります。振込をする口座の登録や金券の準備、郵送手続などが必要であり、リアルタイムでの送金はできません。さらに、送金手続をアナログ処理で行う場合には、ミスが生じないような配慮や確認作業も必要です。
送金にかかるコストは、時間や手間だけではありません。送金には、手数料・郵送費などのコストが発生します。現金書留や金券の郵送には料金がかかります。銀行振込にも振込手数料が発生しますが、特に他行の口座への振込手数料は高額になりがちです。 さらに、お客さまがお金を引き出すには、わざわざATMまで行かなければなりません。
日本でも年々キャッシュレス化は進みつつありますが、海外に比べれば低い普及率にとどまっています。特に、企業からの支払いをキャッシュレス化する送金サービスは、まだ広く認知されていないのが現状です。 キャッシュレス化によって、利便性の向上やさまざまなコスト削減が可能です。
現状のシステム・送金方法に不満や疑問を持っていても、効率化する方法がわからない場合もあるでしょう。 問題に対応せずに従来の非効率的な方法を続ければ、業務負荷が増え、お客さまのニーズへの対応も難しくなります。生産性が落ち、お客さまが離れてしまうかもしれません。
送金に関する問題・課題は、前述の通り多く存在します。しかし、既存のシステム・業務形態では、問題解決は難しいでしょう。 近年では、企業から個人に向けた送金をキャッシュレス化できるサービスが増えつつあります。
送金に関わる多くの問題・課題は、便利な送金サービスを導入することで解決可能です。 送金サービスには、前述の「BtoB、BtoC、CtoC」向けのサービスがあります。それぞれのサービスの特徴や、メリット・デメリットを押さえましょう。サービスの導入によって実現したいことを明らかにしたうえで、自社に最適な送金サービスを選ぶことが大切です。
ヤマトシステム開発が提供する「マルチバリューチャージサービス」は、BtoC向けのサービスです。企業から個人への支払いをキャッシュレス化して、個人が選択したデジタルマネーで受け取れます。幅広い場面での支払いに活用でき、複数のキャッシュレス決済手段に対応しています。 マルチバリューチャージサービスの特徴は、以下の通りです。
・Webサイトから支払い依頼をするだけで利用可能
・多様な手段でリアルタイムでの支払いが可能
・銀行振込手数料も削減可能
専用Webサイトから支払い依頼をするだけでよく、サービスを利用するための業務負荷は生じません。さらに、お客さまはATMに行く必要もなく、リアルタイムかつ自分が選択した手段で受取(チャージ)が可能です。自由度が高まり、利便性が大幅に向上するでしょう。 銀行振込に比べて振込手数料を削減できるため、支払い回数が増加しても負担になりにくいという利点があります。
マルチバリューチャージサービスは、以下に例示するさまざまな場面・用途で利用できます。
・報酬の支払い(謝礼金、スキルシェア・マッチング報酬など)
・交通費や経費の支払い(社員立替の経費、来客への交通費など)
・買取代金の支払い(金券買取金、リユース買取金・フリマ販売金など)
・キャッシュバック(ポイント交換、キャンペーンなど)
・返金(チケットの返金、ECサイトで返品した商品の返金など)
上記の例に加えて、福利厚生や保険給付金などにも利用可能です。
https://www.smartwork.nekonet.co.jp/service/multi.html
マルチバリューチャージサービスは10種類のデジタルマネーに対応しています。選択可能な支払い方法は、以下の通りです。
・ブランドプリペイドカード
・電子マネーギフト
・ギフト券番号
・二次元コード(決済)サービス
・現金
サービスを利用するにあたり、Web方式とAPI方式の2種類から選択可能です。各方式の利用方法・手順は以下の通りです。自社の運用や既存システムとの連携などの面から自社に適した方式を選びましょう。
Web方式は、以下の手順で利用可能です。
・企業が専用Webサイトから支払い依頼する(手入力か、CSVファイルをアップロード)
・ヤマトシステム開発が利用者にSMS送信する
・利用者が受取(チャージ)方法を選択する
・ヤマトシステム開発から各決済事業者にチャージ依頼をする
・決済事業者がチャージ処理を行う
専用のWebサイトに手入力をする場合、利用者の情報(携帯番号とチャージ金額)を1件ずつ手入力するか、CSVファイルのアップロードが必要です。 企業側が取得した利用者の情報は、ヤマトシステム開発・各決済事業者に提供されます。チャージにあたり情報提供が必要である点について、利用者に通知しましょう。
API方式は、以下の手順で利用可能です。
・利用者が企業に受取(チャージ)依頼をする
・企業からヤマトシステム開発に支払いを依頼する
・ヤマトシステム開発から各決済事業者にチャージ依頼をする
・決済事業者から利用者にチャージ依頼をする
API方式の特徴は、利用者が事前にチャージ方法を選択する必要がある点と、データ連携の方法がAPI連携である点です。 利用者は、アプリやWebサイト、店頭から企業へのチャージ依頼を行います。 Web方式と同様に、利用にあたって第三者(ヤマトシステム開発・各決済事業者)への利用者情報提供が必要です。
マルチバリューチャージサービスを利用することで、さまざまなメリットを得られます。サービスを使う企業・個人両方のニーズを満たせるでしょう。 ここでは、企業・個人(利用者)それぞれのメリットについて解説します。
マルチバリューチャージサービスを利用する企業は、以下のメリットが得られます。
・各決済事業者への支払い手続にかかる手間を削減可能
・店頭での手続時間短縮により、レジの混雑緩和と利便性の向上
・振込手数料の削減可能
各決済事業者への支払い依頼はヤマトシステム開発が行うため、企業が手続を行う必要はありません。手続にかかる手間や、ミスなどの確認作業も不要です。 店頭での査定手続が必要なリユース企業が利用すれば、手続にかかる時間が短縮され、レジの混雑も緩和されます。
お客さまを待たせているという心理的負担も軽減されるでしょう。利用者側の多様なキャッシュレス決済ニーズに応えられるため、満足度の向上と新たな客層の獲得が期待できます。手数料は銀行振込手数料よりも安価であるため、コストが削減できる点も企業にとってメリットです。
さらに、ヤマトシステム開発が提供する企業専用のWebサイトを利用すれば、システム開発にかかる時間やコストは不要になり、サービスを速やかに開始できます。
たとえばリユース店舗に不用品を持ち込む場面では、従来の運用だと、利用者は査定前に口座番号などの決済情報を店員に伝える必要があります。 マルチバリューチャージサービスの利用によってこのような問題が解消され、下記のようなメリットが得られます。
・決済情報などの入力がWebサイトからになるため、店頭で店員に伝えずに済む
・査定額を確認後に、利用者のスマホから希望の電子マネーを選択できる
・手続き完了後にすぐ電子マネーにチャージされるため、送金までの待ち時間が少ない
さらに、Web上で送金に関わるやり取りを完結できることで、店頭での手続時間が大幅に削減され、浮いた時間を有効活用することも可能です。
報酬支払のデジタル化で働き方改革しませんか?
報酬を受け取る方々が喜ぶ方法とは?企業からの支払いを好きなデジタルマネーで受取ることができるサービスをご紹介ここからは、マルチバリューチャージサービスを実際に導入した2社の事例について紹介します。
ブックオフコーポレーション株式会社では、以下の課題を抱えていました。
・店舗の買取査定にかかる待ち時間が長い
・キャッシュレス決済手段のニーズが拡大したが、複数のキャッシュレス手段への対応が困難
・販売・買取のピークが重なると、十分な接客ができない
店舗での買取には時間がかかり、繁忙期には数時間待ち、翌日清算となることも珍しくありませんでした。しかし、客層・年代によって希望する決済手段はさまざまです。 マルチバリューチャージサービスを導入すれば、複数のキャッシュレス決済手段でお客さまに支払いが可能です。導入する企業にとっても、1社との契約で済むため、コスト・運用面での負担が軽減されます。
マルチバリューチャージサービスの導入によって、上記の課題を解決し、以下の効果を上げられました。
・キャッシュレス買取査定により、店頭での待ち時間がなくなった
・お客さまが希望の受取手段を選べるようになった
・販売に集中できるようになり、業務の平準化や効率化、お客さまへのサービス見直しが可能になった
一部店舗(全国125店舗)での導入を経て、全国680店舗以上に拡大運用することが決まっています。
「導入事例|ブックオフコーポレーション株式会社」
株式会社セルートは、配送クラウドソーシングアプリ「DIAq(ダイヤク)」を提供しています。DIAqを利用すれば、すぐに荷物を届けてほしい場合に、近くにいる配達員への依頼が可能です。DIAqの配達員が行う確認作業や、報酬受取方法・タイミングには、以下の課題がありました。
・月に1度の銀行振込では、配達員の多様な働き方に対応していない
・登録する銀行名・口座番号の確認作業が負担
一定の額に達してから報酬を受け取りたい配達員もいれば、できる限り早く報酬を受け取りたい配達員もいます。さらに、アプリ上で登録する銀行名・口座番号の入力不備が多く、確認する担当者にかかる負担は大きなものでした。 課題の解決に向けて、株式会社セルートは、マルチバリューチャージサービスを導入し、以下の成果を上げました。
・配達員の好きなタイミングで報酬を受け取れるようになった
・業務を停止していた配達員が稼働した
・銀行振込件数が減少し、確認作業の負担が減った
最短で翌日の出金が可能になったことで、配達員の多様な働き方に対応できるようになりました。
本事例については、以下のサイトで詳細な資料をダウンロード可能です。
URL:https://www.nekonet.co.jp/inquiry/lp/multivaluecharge-saroute
送金において、企業には振込や郵送にかかる時間やコスト上の課題があります。送金サービスを導入すれば、多くの課題を解決可能です。
ヤマトシステム開発が提供するマルチバリューチャージサービスでは、さまざまな支払い方式を選択可能であり、Web方式・API方式に対応しています。振込手数料の削減やスムーズな買取が可能になるなど、企業・個人のそれぞれにメリットがあります。 マルチバリューチャージサービスを導入した企業では、従来の課題が解決しました。
現場では、業務効率化が進み社員にかかる負荷が減った、出金のタイミングを選べるようになった、などの成果が上がっています。 送金に関する課題解決に向けて、送金サービスの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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