医療費後払いサービスの特徴とメリットを徹底解説

カテゴリ

コラム 

タグ

キャッシュレス 

医療費後払いサービスは、利用者が医療費を後から支払うことができるサービスです。これにより、利用者は高額な医療費も後払いができるため経済的な負担が軽減でき、病院・医療機関側は会計業務の効率化や感染拡大防止などのメリットが得られます。
ここでは、医療費後払いサービスの概要や種類、メリット・デメリット、導入コストなどについて解説し、医療費後払いの方法として口座振替の効率化サービスをご紹介します。

医療費後払いサービスの概要

医療費後払いサービスとは、病院・医療機関の窓口で医療費の会計を行わずに、後から支払いができるサービスです。クレジットカードや口座振替など、さまざまな支払い方法から選択でき、病院・医療機関だけでなく、訪問診療やオンライン診療の場面でも幅広く利用されています。
医療費後払いサービスを活用することで、利用者は病院・医療機関での診察後に支払いをせずに帰宅することができます。これにより、病院・医療機関側では会計業務の負担が軽減されるだけでなく、病院・医療機関内感染のリスクを低減し、待ち時間の短縮による利用者の満足度向上も期待できます。

医療費後払いサービスは、コンビニ支払い、口座振替（自動引き落とし）など複数の決済方法が提供されるため、クレジットカードを持っていない利用者でも使いやすくなります。

手続きについて

医療費後払いサービスの手続きとは、主に以下になります。

1. 利用者は後払いサービスに自身の情報を登録します。
2. 登録時には審査が行われ、通常即日から3日程度で利用可能となります。
3. 来院時に受付で後払いを申し込むと、診察後に会計せずそのまま帰宅することができます。
4. 診察料は、クレジットカードや口座振替（自動引き落とし）などの場合は自動的に引き落とされ、コンビニ支払いの場合は振込用紙が郵送されます。

機能について

医療費後払いサービスの主な機能として、以下の種類があります。

• 決済
  クレジットカード、口座振替（自動引き落とし）、コンビニ支払いによる後払いが可能となる機能です。
• 登録、管理
  利用者の名前や住所などの個人データを管理する機能です。
• 請求、督促
  振込用紙の発行・送付および、支払遅延利用者への催促する機能です。
• 領収書、明細書を送付
  支払いに合わせて、領収書や明細書を郵送または電子配信する機能です。
• 医療会計システムと連携
  医療会計システムと連携し、日々の会計作業や請求金額の照合を自動化する機能です。

医療費後払いサービスの種類と選択方法

医療費後払いサービスには大きく分けて「立替払い型」と「直接徴収型」の2つの種類があります。それぞれの特徴について紹介します。

立替払い型

立替払い型は、医療費後払いサービス提供会社が利用者の代わりに医療費を一旦立て替え払いし、後日、医療費後払いサービス会社から利用者が請求を受ける方法です。クレジットカードなどの引き落としに失敗した場合も、サービス提供会社が病院・医療機関側に料金を支払います。そのため、未収金といったリスクは避けられます。ただし、直接徴収型よりも利用料金が高い場合もあります。

直接徴収型

直接徴収型は、特定のタイミングで利用者の病院・医療機関の後払い対象金額の合計を算出して決済する方法です。利用者は治療費の支払いを後日に回すことができるため、経済的な負担を軽減できます。
病院・医療機関側は未払い時に保証がないサービスもありますが、手数料が発生しないので費用を抑えることができます。

医療費後払いの5つのメリット

医療費後払いサービスにはさまざまなメリットがあり、ここで5つのメリットを紹介します。

1.さまざまな決済に対応できる

医療費後払いサービスは、クレジットカード、口座振替（自動引き落とし）、コンビニ支払いなどさまざまな決済方法に対応しています。
クレジットカード決済は、毎月一定の日に、カード発行会社が代わりに支払います。そして、利用者に対するカード会社の請求は通常翌月に行われます。
口座振替（自動引き落とし）の場合は、金融機関の口座から自動引き落としとなります。
事前に口座情報の登録が必要になりますが、Web上で口座情報が登録できる場合は、利用者側は窓口での手続きは不要で、24時間365日いつでも手続きが可能です。
コンビニ支払いの場合は振込用紙が利用者の自宅に届き、利用者がコンビニなどで支払います。
医療費後払いサービスはさまざまな決済に対応しているため、利用者は自分の好きな方法で支払うことができます。

2.利用者の待ち時間を少なくできる

利用者の待ち時間が少ないことは、病院・医療機関にとって多くのメリットがあります。待ち時間を短縮することで、利用者の満足度を向上させることができます。待ち時間が短縮すれば利用者数を増やすことができ、病院・医療機関の収益増加に繋がります。

3.職員の業務が軽減できる

利用者は会計窓口で支払いする必要がないため、病院・医療機関の会計業務と事務処理が大幅に削減されます。現金やカードの受け取りや決済に費やす時間を減らすことで、他の業務に専念することができます。病院・医療機関の職員の負担が減り、人員削減に繋がります。

4.院内での感染拡大が防止できる

院内感染を防ぐために、医療費後払いサービスは有効です。利用者が会計窓口に並ぶ必要がなくなり、会計窓口での感染リスクが軽減されます。また、現金を持ち歩く必要がなくなり、現金による感染リスクも軽減されます。

5. 他院との差別化が図れる

医療費後払いの導入は、利用者にとって利便性の高いサービスですが、病院・医療機関にとっても大きなメリットがあり、それはほかの病院・医療機関との差別化が図れることです。医療費後払いを導入することで、利用者は窓口での手続きが不要となり、待ち時間が少ない病院・医療機関は高く評価される傾向にあります。

ほかの病院・医療機関との差別化を図るためにも、積極的に導入を検討すべきサービスと言えます。

医療費後払いの2つのデメリット

医療費後払いサービスは便利ですが、少なからずデメリットもあります。ここでは2つのデメリットを解説します。

1.手数料が発生する

医療費後払いサービスを利用する際には、病院・医療機関に手数料が発生します。
手数料は、後払い決済ごとに発生するものや月額制のプランなど、さまざまな形式があります。月額制では、利用者数にかかわらず固定の手数料が課されるため、利用者数が少ないとデメリットを感じるかもしれません。

2.利用者はあらかじめ登録を行う必要がある

医療費後払いサービスを利用するためには、事前に登録が必要なサービスがほとんどです。登録には、本人確認書類や、後払い方法によってはクレジットカードの情報なども必要です。登録が必要な理由は、サービスの不正利用を防止するためです。登録をインターネットで行う場合は、スマートフォンやパソコンより可能です。スマートフォンやパソコンに慣れていない方は登録できずに、従来の窓口払いを選択するケースも考えられます。

導入や運用にかかるコストとは

医療費後払いサービスの導入や運用にはコストが発生します。

1. 導入費: サービスを導入する際の初期費用です
2. 月額費: サービスを継続的に利用する場合に毎月発生するコストです

サービスによっては、これらの他にも契約形態やオプションサービスなどによって追加で費用が発生する場合があります。医療費後払いサービスを導入する際は、それぞれのサービスでかかるコストをしっかりと比較検討することが大切です。

口座振替登録手続きには「Web口座振替受付サービス」が便利

医療費後払いサービスには多くのメリットがあります。利用者にとっても、病院・医療機関にとってもメリットのあるサービスなので、今後ますます普及していくことが予想されます。

ヤマトシステム開発が提供する「Web口座振替受付サービス」は、利用者は口座振替依頼書の記入や印鑑が不要で、銀行に行くことなく、24時間365日手軽にスマートフォン、パソコンなどから口座振替登録をすることができ、利用者の満足度向上が見込めます。

通常、口座振替を設定するためには、口座振替依頼書を提出してもらう必要がありますが、「Web口座振替受付サービス」は、オンライン上で完結し、口座振替依頼書が不要のため、記載ミスや印鑑の不一致が発生せず書類の差し戻しや再提出の手間が省けます。

また、マルチバンク対応のため、都市銀行、地方銀行、ゆうちょ銀行など幅広い金融機関から選ぶことが可能です。

まとめ：口座振替登録手続きをご検討ならヤマトシステム開発にご相談を

病院・医療機関にとって、医療費後払いサービスは利用者満足度の向上や業務改善に繋がる可能性を秘めたサービスです。口座振替受付サービスを導入する際には、ヤマトシステム開発の「Web口座振替受付サービス」をご検討ください。

詳細は下記ページをご覧ください。