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口座振替事務代行とは?口座振替受付に関わる面倒な事務作業をまとめてアウトソーシングする方法

口座振替事務代行とは?口座振替受付に関わる面倒な事務作業をまとめてアウトソーシングする方法

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口座振替事務代行とは?口座振替受付に関わる面倒な事務作業をまとめてアウトソーシングする方法

代金回収の方法として日本でメジャーな口座振替。口座振替の登録方法には、口座振替依頼書を使用する方法とWeb口座振替受付がありますが、現状Web口座振替受付では個人口座しか登録できないのが一般的です。一方で、口座振替依頼書による受付は事務負担が大きくなってしまいます。この課題を解決する方法として、本記事では口座振替事務代行をご紹介します。特に、法人に対して継続課金やサブスクリプションビジネスを展開している企業の経理ご担当者さまには必読です。

口座振替とは何か

口座振替とは、金融機関の口座を利用して、指定された取引先やサービス提供者に自動的に料金を支払う仕組みのことを指します。この方法を利用すると、毎月の公共料金やクレジットカードの支払いなどを手動で振り込む必要がなくなり、自動的に指定口座から引き落とされます。
口座振替の主なメリットとしては以下の点が挙げられます。

  1. 支払いの手間が省ける
    毎月の支払いを自動化することで、振り込み忘れを防ぐことができます。
  2. 手数料の削減
    振込手数料が安価なため、経済的です。
  3. 時間の節約
    銀行や金融機関の窓口やATMに行ったり、オンラインで振り込んだりする作業を省略できます。

口座振替を利用するためには、あらかじめ銀行やサービス提供者に口座振替依頼書を提出し、振替口座の登録を行う必要があります。一度登録が完了すれば、契約内容に従って、指定された日に自動的に口座から引き落としが行われます。

法人からの代金回収手段に口座振替を使うメリット

法人からの代金回収手段として口座振替を利用することには、多くのメリットがあります。以下にその主なメリットを挙げます。

  1. 回収の確実性向上
    口座振替を利用することで、取引先が支払いを忘れるリスクを減らし、代金を回収することができます。
  2. 支払い遅延の防止
    自動的に指定口座から引き落とされるため、支払い期日が守られやすくなります。これにより、キャッシュフローの安定が図れます。
  3. コスト削減
    振込手数料や郵送費用などの支払いに関わるコストを削減できます。また、手動での請求書発行や管理の手間も省けます。
  4. 効率化
    回収業務が自動化されることで、人手によるミスを防ぎ、事務処理の効率を向上させることができます。これにより、経理部門の負担が軽減されます。
  5. 関係強化
    取引先との間で口座振替の契約を結ぶことで、信頼関係が強化されることがあります。長期的な取引関係の構築に寄与します。
  6. 透明性と記録の明確化
    すべての取引が銀行や金融機関のシステムを通じて行われるため、取引履歴が明確に記録されます。これにより、後々のトラブルを防ぐことができます。
  7. 支払いのタイミングが統一される
    支払い日を統一することで、資金計画が立てやすくなります。これによって、資金繰りの予測精度が高まります。

これらのメリットを考えると、法人からの代金回収手段に口座振替を導入することは、効率的かつ効果的な方法と言えるでしょう。

口座振替の登録方法

口座振替の登録方法には、いくつかの方法があります。それぞれの方法には特徴があり、利用者の利便性や状況に応じて選択できます。以下に主な2つの登録方法を紹介します。

  1. 口座振替依頼書による登録
    これは最も一般的な方法です。サービス提供者から口座振替依頼書を受け取り、必要事項の記入と銀行印の押印後、サービス提供者または金融機関に提出します。
  2. Web口座振替受付による登録
    インターネットを利用してスムーズに手続きを行うことができる便利な方法です。サービス提供者のWebサイトから、口座振替の申込ページに移動し、必要事項の入力をした後、登録したい金融機関を選択し登録を行います。

それぞれの詳しい手順については次項に記載します。

口座振替依頼書による登録

口座振替依頼書を使用して口座振替を登録する方法は、以下のステップを踏んで行います。具体的な手続きは金融機関やサービス提供者によって若干異なる場合がありますが、一般的な流れは以下の通りです。

  1. 依頼書の入手
    まず、口座振替を希望する金融機関やサービス提供者から「口座振替依頼書」を入手します。依頼書は郵送で送られてくる場合や、インターネットからダウンロードできる場合もあります。
  2. 依頼書の記入
    依頼書に必要な情報を記入します。記入する情報には以下が含まれます。
     個人または法人の基本情報: 氏名、住所、連絡先など
     金融機関の情報: 銀行名、支店名、口座番号、口座名義など
     振替希望のサービス情報: 契約番号やサービス名など
  3. 署名・捺印
    記入が完了したら、口座名義人の署名および銀行印を押印します。銀行印は、口座開設時に登録した印鑑を使用する必要があります。
  4. 依頼書の提出
    記入および捺印が完了した依頼書を、所定の提出先(金融機関やサービス提供者)に提出します。提出方法は郵送や窓口での提出など、金融機関やサービス提供者によって異なります。
  5. 受付確認
    依頼書が受理されると、金融機関やサービス提供者から受付の確認が行われます。場合によっては確認のハガキやメールが送られてくることもあります。
  6. 手続き完了の通知
    手続きが完了すると、指定された振替日から自動的に口座振替が行われ、指定口座から引き落とされるようになります。
  7. 振替開始の確認
    最初の振替が行われる際に、通帳やインターネットバンキングで引き落としが正常に行われているかを確認します。問題がある場合は、金融機関やサービス提供者に連絡して対応を依頼します。

これらのステップを順に行うことで、口座振替の登録が完了します。手続きの際には、必要な書類や印鑑を準備し、正確に記入・捺印することが重要です。

Web口座振替受付による登録

Web口座振替受付で口座振替を登録する方法は、以下のステップを踏んで行います。具体的な手続きは金融機関やサービス提供者によって若干異なる場合がありますが、一般的な流れは以下の通りです。

  1. サービス提供者のWebサイトにアクセス
    まず、口座振替を希望するサービス提供者のWebサイトにアクセスします。多くの場合、「口座振替の申込」や「お支払い方法変更」などのメニューがあります。
  2. 口座振替の申込ページに移動
    サービス提供者のWebサイト上で、口座振替の申込ページに移動します。ここでは、口座振替の概要や登録手順についての説明が掲載されています。
  3. 必要情報の入力
    申込ページにて、以下のような必要情報を入力します。
    契約者情報(氏名、住所、電話番号など)
    契約番号や会員番号(サービス提供者から通知されている場合)
    振替を希望する銀行の情報(銀行名、支店名、口座番号、口座名義など)
  4. 金融機関の選択とログイン
    サービス提供者のWebサイトから、振替を希望する金融機関の選択画面に移動します。
  5. 口座振替の承認
    口座振替の登録手続きに進みます。サービス提供者の振替依頼に対して承認を行います。必要に応じて、ワンタイムパスワードやセキュリティ認証を行います。
  6. 手続き完了の確認
    手続きが完了すると、Webサイト上で手続き完了の確認画面が表示されます。手続き完了後、確認メールが送信されることもあります。
  7. 振替開始の確認
    手続き完了の後、指定された振替日から自動的に口座振替が開始され、指定口座から引き落とされるようになります。最初の振替が行われる際に、通帳やインターネットバンキングで引き落としが正常に行われているかを確認します。

サービス提供者や金融機関によっては、手続きの詳細や必要な情報が若干異なる場合があります。具体的な手続き方法については、利用するサービス提供者や金融機関の案内に従ってください。
このように、Web口座振替受付を利用することで、インターネット上で簡単かつ迅速に口座振替の登録が完了します。多忙な方や手続きの効率化を図りたい方にとって、非常に便利な方法です。

Web口座振替受付の注意点

一般的には、Web口座振替受付は個人口座向けのサービスとして提供されることが多く、一部のサービス提供者や金融機関を除いては法人口座への対応は行っていません。そのため、法人口座で口座振替を行いたい場合には、基本的には口座振替依頼書による登録手続きが必要になります。

法人口座の口座振替登録の課題

法人口座の口座振替手続きは、個人口座に比べて複雑で時間がかかることがあります。必要な書類や手続きが多いため、手続きに時間がかかることが多くなっています。
これは、サービス提供者からすると、法人口座の口座振替受付は、口座振替依頼書の受付、依頼書不備対応、金融機関への依頼書発送、口座振替請求処理などの事務負担が大きいことを指します。

口座振替事務代行とは

口座振替事務代行とは、企業や団体が顧客からの支払いを効率的かつ確実に回収するための口座振替登録を受け付けるために必要な事務を代行するサービスのことを指します。口座振替事務代行を利用することで、企業は自らの負担を軽減しながら支払い回収の効率を向上させることができます。このサービスは金融機関や専門の代行業者によって提供されます。

口座振替事務代行とは

口座振替事務代行を使うメリット

口座振替事務代行を使うことには社内人件費や設備コストを削減し、専門的な知識や技術を持つ外部のプロフェッショナルを活用できるというメリットがあります。また、コア業務に集中できるため、全体の業務効率が向上します。また、口座振替事務代行を使い口座振替で法人からの代金回収を行うことにもさまざまなメリットがあります。ここでは3つのメリットを紹介します。

現金保持リスク低減

現金で直接顧客から代金を回収する場合、営業担当者が現金を持ち歩くことになります。この方法にはいくつかのリスクや課題があります。
まず、現金を持ち歩くことによる安全性の問題が挙げられます。営業担当者が多額の現金を持って移動することで、盗難や紛失のリスクが高まります。これにより、企業や従業員にとって大きな損失や危険が生じる可能性があります。
また、現金の管理や計算に手間がかかることも課題です。営業担当者が毎回正確に現金を数え、記録をつける必要があり、ミスが発生する可能性があります。さらに、企業側でも回収された現金を集計し、銀行に預け入れる作業が必要となり、業務の効率が低下する恐れがあります。
これに対して、口座振替を利用することで、これらのリスクや手間を大幅に軽減することができます。口座振替では顧客からの支払いが自動的に銀行口座から引き落とされるため、営業担当者が現金を持ち歩く必要がなくなり、安全性が向上します。また、管理や計算の手間も省けるため、より効率的に代金回収を行うことができます。

銀行振込忘れによる集金漏れリスク低減

一方、銀行振込の場合には、顧客が振込を忘れてしまうことによる集金漏れが発生する可能性があります。この集金漏れは、企業のキャッシュフローに悪影響を及ぼし、さらに顧客との関係にも支障をきたすことがあります。振込の確認作業や未入金の催促を行う手間も増え、経理部門の負担が増加します。
これに対して、口座振替を利用することで、こうした振込忘れのリスクを回避することができます。口座振替は顧客の銀行口座から自動的に引き落としが行われるため、支払いの遅延や漏れを防ぐことができます。また、企業は毎月の回収作業を自動化することで、業務の効率化を図ることができるとともに、より安定したキャッシュフローを確保することが可能になります。
さらに、口座振替の利用は顧客にとってもメリットがあります。支払いを自動化することで、顧客は支払いの手間を省くことができ、振込忘れによるトラブルを避けられます。その結果、企業と顧客の双方にとって、口座振替は利便性の高い代金回収手段であると言えるでしょう。

回収側負担の銀行振込手数料低減

銀行振込の場合、振込の際に発生する振込手数料を回収側の企業が負担するケースがあります。この手数料負担は、特に取引件数が多い場合に企業のコスト負担を増加させる要因となります。
また、振込手数料に加えて、入金確認や未入金時の対応などの事務作業も必要となり、経理部門の業務量が増えることになります。これにより、業務の効率が低下し、コストが嵩む結果となりかねません。
これに対して、口座振替を利用することで、振込手数料や事務作業の負担を大幅に軽減することができます。口座振替による自動引き落としは、手数料が安価な場合が多く、企業のコスト削減に繋がります。また、入金確認や未入金時の対応も自動化されるため、経理部門の業務効率を向上させることができます。
さらに、口座振替は顧客にとってもメリットがあります。振込手数料を支払う必要がなくなり、支払いが自動化されることで手間が省けるため、顧客満足度も向上します。このように、口座振替は企業と顧客の双方にとって、より効率的でコスト効果の高い代金回収手段となります。

営業担当者の本業回帰

取引先からの代金回収は、営業担当者にとってノンコア業務と言えるでしょう。このような業務に時間を割くことで、本来の営業活動に集中できなくなり、営業成績や効率に悪影響を及ぼす可能性があります。
そこで、代金回収のプロセスを自動化することが重要となります。例えば、口座振替の導入を検討することで、営業担当者は代金回収の手間から解放され、より多くの時間を顧客対応や新規開拓などのコア業務に充てることができます。
さらに、口座振替は支払いの確実性を高め、キャッシュフローの安定化にも寄与します。これにより、企業全体の業務効率が向上し、収益性の向上にも繋がります。営業担当者が本来の業務に専念できる環境を整えることは、企業の成長と顧客満足度の向上にとって非常に重要です。

まとめ:口座振替に関するソリューションはヤマトシステム開発におまかせ

ヤマトシステム開発では「Web口座振替受付サービス」を提供しておりますが、併せて口座振替事務代行のソリューション提案も可能です。
法人口座の口座振替受付における、口座振替依頼書の受付、依頼書不備対応、金融機関への依頼書発送、口座振替請求処理などを代行することが可能です。
法人からの代金回収に有効な手段として口座振替事務代行の導入をご検討ください。

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